成田空港には各所にコインロッカーが設置されていますが、すべて同じ種類ではありません。
成田空港のコインロッカーは大きく分けて2つのタイプ、時間課金型と1日課金型があるんです。
それぞれの課金タイプの配置場所にも傾向があるので、事前に把握しておくと便利です。
今回は、成田空港のコインロッカーについて解説します!
成田空港のコインロッカーの料金・課金タイプは2種類
成田空港のコインロッカーは、大きく2つの種類に分かれます。
- 【時間課金型】預け入れ6時間まで定額、それ以降24時間毎に課金
- 【1日課金型】預け入れ時から午前0時までを1日として課金
まずはその2つのタイプについて解説しますね!
※正式名称は設定されていないため、当記事では便宜的に【時間課金型】・【1日課金型】として分類しています。
【時間課金型】は(小)200円・(中)300円・(大)400円
サイズ区分 | 預け入れ後6時間までの料金 | 以降24時間毎の加算料金 |
小型手荷物 | 200円 | 300円 |
中型手荷物 | 300円 | 400円 |
大型手荷物 | 400円 | 500円 |
時間課金型は、最初の6時間は定額の初期料金。6時間経過以降は、100円加算した金額が、24時間毎に課金されます。
時間課金型の変則パターンとして、第3ターミナルに1か所だけスキー用の超大型コインロッカーがあり、こちらは預け入れ後12時間ごとに1000円が課金されます。
【1日課金型】は(小)300円・(中)400円・(大)500円
サイズ区分 | 預け入れ時から午前0時までを1日として課金 |
小型手荷物 | 300円 |
中型手荷物 | 400円 |
大型手荷物 | 500円 |
1日課金型は、荷物の預け入れ時から午前0時までを1日とみなして、あとは利用日数分の料金が課金されます。
こちらは非常に単純で、利用日数分の料金がかかると考えれば良いです。
【注意点】料金を比較するのはけっこう難しい
時間課金型が安くなる例として、3月1日午後3時に小型手荷物を預け入れ、3月3日午後8時に回収したパターンで比較してみますね。(合計利用時間:53時間)
【時間課金】合計800円(内訳は下記の通り)※時間課金型が安い!
- 3月1日午後3時~3月1日午後9時:200円
- 3月1日午後9時~3月2日午後9時:300円
- 3月2日午後9時~3月3日午後8時:300円
【1日課金】合計900円(内訳:300円x3)
今後は逆に、時間課金型が高くなる例として、3月1日午前9時に小型手荷物を預け入れ、3月3日午後8時に回収したパターンで比較してみましょう。(合計利用時間:59時間)
【時間課金】合計1100円(内訳は下記の通り)
- 3月1日午前9時~3月1日午後3時:200円
- 3月1日午後3時~3月2日午後3時:300円
- 3月2日午後3時~3月3日午後3時:300円
- 3月3日午後3時~3月3日午後8時:300円
【1日課金】合計900円(内訳:300円x3)※1日課金型が安い!
両方のケースを比較すると、単純に日数のみでの比較はできないことが分かります。
【参考情報】どちらが安いか計算する方法
時間課金型・1日課金型、それぞれの条件から、どちらを利用した方が安くなるのか、計算式を考えてみました…。
どちらが安いかを算出する計算方法は次のようになります。
- 総利用時間を24で割った余りが6より小さければ、時間課金型の方が安い
- 総利用時間を24で割った余りが6より大きければ、1日課金型の方が安い
時間課金型は、最初の6時間については1日課金型よりも100円安い料金設定となっているため、総利用時間を24(時間)で割った余りの値が6(初期料金)に収まっているかどうかが分かれ道となってくるということですね。
もし差額が出るとしても、何日間利用しても、時間課金型の初期料金分 (小)200円・(中)300円・(大)400円 の金額差が生じるだけですので、極端には気にし過ぎないでも良いかもしれません…。
成田空港のコインロッカーの設置場所
成田空港内のコインロッカーは、時間課金型と1日課金型、それぞれ設置ターミナル・設置フロアが決まっています。
こちらは覚えておくと何かと便利かと思います!
【時間課金型】は第2ターミナル地下と第3ターミナルに設置
時間課金型が設置されているのは次の場所です。
- 第2ターミナルB1F
- 第3ターミナル
時間課金型のコインロッカーは、基本的に、LCC専用の第3ターミナルを利用する導線上に設置されています。
時間課金型のコインロッカーは、基本的にLCC航空会社の受け入れ拡大とともに設置を広げてきたものなので、世代的にはより新しいタイプとなります。
【1日課金型】は第1ターミナルと第2ターミナル上層階に設置
1日課金型が設置されているのは次の場所です。
- 第1ターミナル
- 第2ターミナル上層階(B1F以外)
1日課金型のコインロッカーは、基本的に、従来ターミナルを利用する導線上に設置されています。成田空港に従来から設置されていたタイプはこちらと考えて良いです。
世代的にはより古いタイプも混在しているので、ICカード非対応のコインロッカーも存在します。
次のように簡単に分けて覚えておくと良いです!
- 時間課金型は、第3ターミナル整備とともに新しく設置
- 1日課金型は、従来ターミナル中心に以前から設置
成田空港のコインロッカーのサイズなど共通事項
成田空港内に設置されているコインロッカーには共通点もあります。
- 基本的に(小)(中)(大)3サイズ構成 ※1か所例外あり
- 利用日数は最長8日間 ※1か所例外あり
- 外部から中を確認できる覗き窓がある
この3点は基本的に共通しています。
ロッカースペースの大きさは(小)(中)(大)3サイズ構成
成田空港内のコインロッカーは、時間課金型・1日課金型ともに、基本ユニットとしては、(小)(中)(大)3サイズ構成となっています。
1か所例外的に設置されている、第3ターミナルのスキー板等用の超大型コインロッカーについては、12時間毎1000円の料金設定です。
【参考値】ロッカースペースの大きさ実測値
課金タイプ | 扉幅外寸 | 扉幅内寸 | 扉高さ外寸 | ||
小 | 中 | 大 | |||
1日課金型 | 40 | 34 | 34 | 52 | 87 |
時間課金型 | 42 | 35 | 35 | 53 | 88 |
超大型 | 40 | - | 176 |
(Naritime編集部実測:単位cm、ただしmm単位切捨て)
ロッカースペースの大きさを実測して見ましたので、参考にデータを公開しておきます。
大き過ぎる方向でお伝えしてしまうと、いざ利用した際に入らないケースが発生してしまうと危惧しまして、ミリ単位の端数は切捨てとしました。
時間課金型・1日課金型の内寸を比較すると、ごく僅かですが、時間課金型の方が大きいようです。奥行きは共通していて、67cm程度でした。
こちらの測定値は、あくまで参考値と捉えて頂けたらと思います。
利用日数は最長8日間(一部例外あり)
成田空港内のコインロッカーは、時間課金型・1日課金型ともに、利用日数(連続使用期間)は最長8日間です。
1か所例外的に設置されている、第3ターミナルのスキー板等用の超大型コインロッカーについては、利用日数(連続使用期間)は最長5日間です。
外部から中を確認できる覗き窓がある(例外ナシ!)
成田空港内のコインロッカーには、防犯上、全て外部から中を確認できる覗き窓があります。中が全く見えない、フルカバータイプのコインロッカーは存在しません。
覗き窓から見える部分には、個人情報が判読できるもの(荷物タグなど)が位置していないように注意すると良いと思います。
支払方法はICカード対応型と現金対応型がある
もう一点、支払い方法についてはICカード対応型と現金対応型があります。
- 【時間課金】すべてICカード対応
- 【1日課金】多くはICカード対応、一部に現金対応型が存在
時間課金型の方が設置時期も新しいため、使用機材も新しいことが影響しています。一方、1日課金型は一部ですが現金のみの古いタイプも存在しています。
成田空港のコインロッカーはどこが一番安いの?【料金・課金タイプ・サイズ・設置場所を解説】まとめ
今回は、成田空港のコインロッカーについて解説しました!
- 成田空港には各所にコインロッカーが設置されていますが、すべて同じ種類ではありません。
- 成田空港のコインロッカーは大きく分けて2つのタイプ、時間課金型と1日課金型があります。
- 時間課金型のコインロッカーは、第2ターミナル地下と第3ターミナルに設置されています。
- 1日課金型のコインロッカーは、第1ターミナルと第2ターミナル上層階に設置されています。
- 時間課金型と1日課金型どちらがお得になるかは、総利用時間を24で割った余りが6より大きいか小さいかで計算できます。