【使用体験レポート】成田空港ナビアプリ『NariNAVI(ナリナビ)』の使用感について解説

NariNAVI(ナリナビ)は成田空港内の公式ナビゲーションアプリ

NariNAVI（ナリナビ）は、NTTデータが技術協力して成田国際空港株式会社が提供している、成田空港の公式ナビゲーションアプリです。

2018年9月20日より配信されていますが、現時点でどのぐらい使いやすくなって来ているのか？実際に利用して調べてみました。

まずは、NariNAVI（ナリナビ）がどういう機能を持っているのか、解説します。

【機能①】ナビゲーション機能

NariNAVI（ナリナビ）という名前の通り、まず第1にはナビゲーション機能です。

NariNAVI（ナリナビ）は、地磁気測位により、スマートフォン画面の空港内地図にリアルタイムで現在位置を表示することができ、目的地を入力して誘導してくれるナビゲーションアプリとして機能することが最大のメリットとされています。

通常の2Dの地図に加えて、複数のフロアにまたがる複雑な空港施設内を立体的に表現する2.5D地図を実現しているため視覚的にも非常に分かりやすいということです！

【機能②】フライト検索機能

NariNAVI（ナリナビ）のもう一つの機能が、フライト検索機能です。

NariNAVI（ナリナビ）を起動した状態で、スマホのカメラから航空券のバーコードを読み込むと、搭乗便の詳細情報が表示されます。

運行状況に変更が生じた場合はその情報が反映され、出発時刻の40分前に通知を受け取ることができるなど、飛行機に実際に搭乗するまでを総合的にアシストしてくれるアプリとして機能するということなんですね。

NariNAVI(ナリナビ)をダウンロード・使用するまでの流れ

NariNAVI（ナリナビ）をダウンロードして使用可能とするまでの流れは非常に簡単です。もちろん無料アプリですし、細かな個人情報の入力を求められることもありません。

利用規約上の注意点としては、次の2点かと思います。

無料アプリである以上、①マーケティングデータの提供は仕方が無い部分かと思いますが、②提供する情報に保証はできない、ということを具体的に言うと…。

NariNAVI（ナリナビ）の情報に従って行動した結果、目的地に辿り着け無かったり、最悪飛行機に乗り遅れるような事態に陥ったとしても、一切責任は負えないということですね。

NariNAVI(ナリナビ)のダウンロード先はこちら

 NariNAVI(ナリナビ)の使用感は？実体験レポート

ここからは、NariNAVI（ナリナビ）を実際に使用して見た使用感をお伝えします。

利用条件は下記の通りです。

キャリブレーション（測位補正）が頻発

今回の利用結果では、NariNAVI（ナリナビ）はキャリブレーションが頻発してしまい、事実上、ナビアプリとして使用できませんでした。

『測位情報が取得できませんでした。キャリブレーションを実行します。』

という警告が表示され、スマホを前後左右にフリフリしてキャリブレーションを完了させても、すぐにまた同じ警告が表示されるという無限ループです…。

回線を4G・成田空港内 Free Wi-Fi で切り替えてもダメ、スマホのケースを外してみてもダメ、さらに1時間程度時間を置いて試してもダメでした。

スマホを一生懸命フリフリし続けるのも、さすがに恥ずかしい感じです…。汗

正常動作すればかなり誘導精度は高い？

一応フォローですが、NariNAVI（ナリナビ）のナビゲーションは正常動作すればかなり高精度に導いてくれるような印象は受けます。

ショッピングモールの入口から目的の店舗など、僅かな距離でもしっかりナビゲーションしてくれる様子。誘導を終えるまでに、再びキャリブレーションを求められましたが…。

とは言っても、正常動作するまでに10回ぐらいキャリブレーションを繰り返さなくてはならない状況。使用実験でも無ければ、早々にあきらめてしまう所でした。

細かい点では、目的地名検索が使いにくいことも気になりました。

この例では、改造社書店を検索しているのですが、入力完了前の予測候補の段階では第1ターミナルの店舗しか表示されない（現在地：第2ターミナルから検索したのですが）など、まだまだチューニングの余地があるように感じました…。

正式公開済みのアプリとしては、挙動が不自然に感じられる部分も多く、今後も取材の折に起動確認して、改善が見られたらご報告するようにします。

【使用体験レポート】成田空港ナビアプリ『NariNAVI(ナリナビ)』の使用感について解説・まとめ

成田空港ナビアプリ『NariNAVI(ナリナビ)』の使用感について、お伝えしました。