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【令和2年3月29日】成田~長崎線・成田~鹿児島線Peach便が新規就航

【令和2年3月29日】成田~長崎線・鹿児島線Peach便が新規就航
編集長ハナ
編集長ハナ
Webメディア『Naritime』の編集長ハナです。

飛行機での旅行が難しい昨今ですが、それでも予定されていた路線は開通します。

令和2年3月29日、Peachの成田~長崎線・成田~鹿児島線が新規就航しました!

Peachは、2019年11月1日にバニラエアと統合。さらなる拡大を目指しています。

今回は、成田~長崎線・鹿児島線Peach便が新規就航したことをお伝えします!

国内LCC2強の一角を占める『Peach Aviation』

Peach(Peach Aviation 株式会社)は、2011年設立のLCC航空会社。

設立当初からANAが資本参加していて、現在では8割近くの株式をANAホールディングスが筆頭株主として保有しています。

事実上、PeachはANAのLCCブランドと考えて良い状況です。

2019年11月1日(金) Peachとバニラエアが統合

Peachは2019年10月27日より成田空港第3ターミナルに移動Peachは2019年10月27日より成田空港第3ターミナルに移動しています。

2019年11月1日(金)、Peachとバニラエアは経営統合しています。

2010年代後半の国内LCCの業界地図は、トップ3社が次のような競合状況でした。

  1. Jetstarジャパン:シェア1位、JAL出資・成田拠点
  2. Peach:シェア2位、ANA出資・関空拠点
  3. バニラエア:シェア3位、ANA出資・成田拠点

JALはJetstarジャパン1本なのに対して、ANAが関わるのはPeachとバニラエア、東西2つのブランドに分かれていたわけで、グループ内の両社の位置づけも難しかったのではないでしょうか。

Peachは、バニラエアとの経営統合により競争力を高め、アジアのリーディングLCCを目指すとしています。

PeachとJetstarの2強時代到来か

  • JAL~Jetstar陣営
  • ANA~Peach陣営

JAL・ANAともに関わるLCC航空会社が一本に固まったことで、両陣営の2強時代が到来しそうな予感はあります。

率直に言うと、成田空港に拠点を置いていることから、成田空港のLCCというとJetstarのイメージが強い状況なのですが、これからPeachがどのように巻き返してくるのか…。

今回のように、Peachで成田発の新規就航路線が拡大することで、両社の健全な競争がより進むことを期待しています。

Peachには、ぜひとも成田発の地方路線拡大を進めて欲しいと思います!

成田空港内の存在感も徐々に高くなっているPeach成田空港内の存在感も徐々に高くなっているPeach

Peachの成田~長崎線・成田~鹿児島線が新規就航

国内LCCの2強、PeachとJetstar!国内LCCの2強、PeachとJetstar!

Peachの成田~長崎線・成田~鹿児島線が新規就航したことにより、これまで唯一のLCC路線だったJetstarにも強力なライバルが登場。

PeachとJetstarの比較をしてみましょう!

PeachとJetstarの各路線を比較

前提として、出発地を成田空港とするケースで比較してみます。

LCCは各種セールを盛んに行っているため、運賃については、あくまでも参考程度に留めておくぐらいが無難かと思います。

【成田~長崎線】PeachとJetstarの比較

航空会社 成田 長崎 長崎 成田 運賃 運行日
Peach 12:00 14:15 13:55 15:45 5,890円~ 毎日運航
Jetstar 10:10 12:25 13:05 15:00 5,790円~ 毎日運航

成田~長崎線については、復路の長崎発には時間的に大きな違いはありません。

往路の成田発時間は、利用者の住所などによっては大きな影響を与えそうです。

Jetstarは成田10:10発ですが、時間的に対応が難しい人がいる可能性もあると思います。Peachの新規就航で、余裕をもって利用できる便が増えたことは朗報では無いでしょうか。

【成田~鹿児島線】PeachとJetstarの比較

航空会社 成田 鹿児島 鹿児島 成田 運賃 運行日
Peach 9:00 11:05 15:40 17:30 5,890円~ 毎日運航
Peach 15:00 17:10 17:50 19:40 5,890円~ 毎日運航
Jetstar 9:15 11:25 12:00 13:50 5,790円~ 土日のみ
Jetstar 13:45 15:55 19:55 21:45 5,790円~ 毎日運航

成田~鹿児島線については、PeachとJetstarともに午前9時台の出発便がありますが、時間的に対応が難しくてそもそも選択肢に入らないケースが出てくるかと思います。

それ以外については、往路・復路ともに適度に時間がばらけていて、利用者にとっても都合の良い便を選ぶことができると思います。

とくに復路は、LCC便でこれだけ選択肢があると、利用者にとっては非常に助かるのでは無いでしょうか。

地方観光促進に貢献できるか

ここ数年の成田空港は、従来の国際空港の側面を保ちつつ、LCCの誘致を積極的に進めてきました。第3ターミナルの拡充などが象徴的な事例ですね。

LCCで日本各地を巡ることができるようになると、移動にかかる時間と費用について、大幅な効率化を図ることができます。旅のコスパが大きく向上するわけです。

LCCの地方空港への就航は、地方の観光促進に大きく貢献することができると思います。

とくに、LCCと格安レンタカーを組み合わせた地方観光は非常におすすめで、Naritime編集部としても積極的にご紹介して行きたいと考えています!

直近で最大の問題は、新型コロナウイルス感染症がいつ収束に向かうか?ですね…。現時点では不要不急の移動は控えざるを得ない状況ですので、タイミングをみてお伝えして行きたいと思います。

【令和2年3月29日】成田~長崎線・成田~鹿児島線Peach便が新規就航【まとめ】

成田~長崎線・成田~鹿児島線のPeach便が新規就航することをお伝えしました。

今回紹介したこと
  • Peach(Peach Aviation 株式会社)は、2011年設立のLCC航空会社です。
  • 設立当初からANAが資本参加していて、事実上、PeachはANAのLCCブランドと考えて良い状況です。
  • 2019年11月1日(金)、Peachとバニラエアは経営統合、Jetstarジャパンと並んで国内LCCの2強的な地位となっています。
  • 令和2年3月29日、Peachの成田~長崎線・成田~鹿児島線が新規就航しました。
  • LCC便で選択肢が広がると、利用者にとっては非常に助かるように思います!