成田空港はエコ・エアポート基本計画を策定し、環境にやさしい空港を目指しています。
毎年開催されている『エコフォトギャラリー』もエコ・エアポートへの取り組みの一環!
空港利用者が、環境への取り組みを身近に感じ、楽しみながら参加できる企画です。
4月1日から、成田空港で『エコフォトギャラリー2020』の作品を募集が始まっていることをお伝えします。
成田空港が主催する写真コンテスト『エコフォトギャラリー2020』
『エコフォトギャラリー』は、成田空港内のNAAアートギャラリーにて毎年開催されている写真展です。
主催者が作品を広く公募した上で、応募作品に対して審査員などによる審査を経た入選作品を一般展示するという、いわゆる公募展形式を採っています。
ごくわかりやすく言うと、成田空港が主催する写真コンテストです!
『エコフォトギャラリー2020』の基本情報
展示会名 | エコフォトギャラリー2020 |
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テーマ | ・成田空港周辺の美しい自然環境の写真 ・エコの取り組みと、成田空港や飛行機が結びつく写真 |
応募期間 | 2020年4月1日~7月31日 ※郵送の場合は当日消印有効 |
応募作品 | 1人5点まで(本人が撮影した未発表作品に限る) |
賞品 | 1)エコ・エアポート推進協議会会長賞(1名)旅行券5万円分 2)審査員特別賞(若干名)旅行券2万円分 3)入選(10名程度)成田空港オリジナルグッズ等 |
主催者 | エコ・エアポート推進協議会 |
『エコフォトギャラリー2020』の基本情報をまとめてみました。
テーマは2つ設定されているのですが、要するに、何らかのかたちでエコ・自然環境と成田空港を組み合わせた構図が求められるということですね。
応募期間は、2020年4月1日~7月31日までですが、撮影時期は問われませんので、いつ撮影した写真でもOKということは把握しておきましょう!
新型コロナ感染症の影響は如何に…
『エコフォトギャラリー2020』は、今年も開催されることになりますが、新型コロナウイルス感染症の影響はやはりあるのではないでしょうか…。
毎年開催されているコンテストなので、常連さんは年間を通して準備していると思うのですが、新規参加者はこれから撮影して作品提出と考えていた人も多いと思うのですね。
成田空港がある千葉県は非常事態宣言の対象地域ですので、依頼ベースとは言え、法的根拠がある外出制限がかかっている状態です。撮影活動にも大きな制限が出てきます。
実は、Naritime編集部でも出品して見ようと考えていたのですが、撮影はこれから。
クリアしなくてはいけない課題は多いのですが、何とか作品提出まで持っていきたいと思います!
『エコフォトギャラリー2020』応募上の注意点
『エコフォトギャラリー2020』に応募する際の注意点についてもお伝えしておきます。
応募規約上は、応募作品については(入選作品ではないことに注意!)、使用権は主催者である成田空港側の帰属となることが明記されています。
『エコフォトギャラリー2020』の著作権関係
『エコフォトギャラリー2020』の著作権などの権利関係については、応募作品の著作権は撮影者に、使用権は主催者に帰属することが定められています。
著作権は基本的に人格権と財産権に分かれ、人格権は著作者(撮影者)の一身専属権となる一方、そこから経済的な利益を得る権利は財産権として柔軟に運用されます。
著作権が問題となる場合、財産的な側面からのトラブルが中心となるため、狭義には著作権とは著作財産権のことを意味すると考えて良いです。
『エコフォトギャラリー2020』の取り決めは、著作者人格権は著作者(撮影者)に残るけれども、著作財産権は主催者側に譲渡するものと解釈できます。
『エコフォトギャラリー2020』に応募した写真については、例え自分が撮影した写真でも、主催者の許可なく商業利用することは不可能になると考えられますので、その点は注意した方が良いと思います。
成田国際空港株式会社(NAA)にとっては一石二鳥の側面も
各年度の『エコフォトギャラリー』に出店された作品は、過去5年分がWebサイトにて公開されています。
どれも素晴らしい作品ばかりですが、作品によっては成田空港の各種広報資料の掲載写真として用いられているものもいくつか見られますね。
応募規約上も、主催者は応募作品を社内パンフレット等に無償にて自由に使用できるものと明記されています。
成田国際空港株式会社(NAA)にとっては、『エコフォトギャラリー』を開催することで、成田空港のエコ活動の認知拡大とともに、写真素材を幅広く取得できるという一石二鳥的な側面があるのではないでしょうか。
いずれにしても、『エコフォトギャラリー』に応募した作品については、私たちが経済的な意味で用いる著作権は消失することになりますので、その点は認識しておくと良いように思います。
応募規約上、入選作だけが対象になるのではなく、応募した作品を対象として使用権が主催者に帰属すると解釈できます。
成田空港では『エコフォトギャラリー2020』の作品を募集中【まとめ】
成田空港では『エコフォトギャラリー2020』の作品を募集していることをお伝えしました。
- 成田空港では『エコフォトギャラリー2020』の作品を募集しています。
- 『エコフォトギャラリー』は、成田空港内のNAAアートギャラリーにて毎年開催されている写真展です。
- 応募期間は、2020年4月1日~7月31日まで。一人5点まで応募可能です。
- 撮影時期についてはは問われませんので、いつ撮影した写真でも応募可能です。
- 応募規約上、例え入選しなくても、応募した時点で著作財産権を喪失することには注意した方が良いかと思います。